この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた
科学文明を1から作るという発想が面白かったです。
Siteless: 1001 Building Forms
形がたくさん載っています。
造形思考(上・下)
?な部分も多いけども、アイディアの作り方として参考になります。
近代科学の形成と音楽
英語で読む高校世界史
スローライフでいこう―ゆったり暮らす8つの方法
サーチ・インサイド・ユアセルフ ― 仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
クレーの絵本
こどもと絵で話そう ミッフィーとフェルメールさん
アルファ
形式化された音楽
この記事は5年以上前に書かれたものです。内容が古くなっている可能性がありますのでご了承ください。
おかげさまで、開業して無事1年経ちました。
フリーランスになりましたというエントリを書いてからもう1年経ってしまったの?という心境です。
このエントリでは、自分が開業して1年経ってわかったことをまとめて書いてみたいと思います。
最近いろんなブログでよくあるタイトルで恐縮ですが…
5月1日付で私、正式にフリーランスのクリエーターとなりました。(営業自体は先月くらいから始めていますが。)実はフリーとなるのは2度目です。前回は会社を退職して、海外渡航して、からの起業という、勢いだけで突っ込んだ感満載で、各所に多大なご迷惑をおかけしつつ、結果的にはお察しください…という状態(100円ショップで何も買えないくらい)になって、あえなく断念しました。精神力は結構ついた気がしますが。
そんな展開もあり、その後3年くらい会社員をしていたのですが、やはり思うところがありフリーランスでWebを作ったり、音楽を作ったり、デザインを作ったりしようと決めました。
ちょうど後輩も独立したりしていて周囲にそういう波が来ているっていうのもあるかもしれません。
まずはWebやサウンドですが、それ以外でも、お仕事させていただいています。直近ではECサイト、プレスリリースの作成やSEO、各種相談事…などなど…まずは相談してもらえればと思います!
youtubeに過去のライブ動画が色々アップされているのでまとめてみました。
https://www.atnr.net/ の方にも載っているんですが、ダイジェストです。
Live act atnr @ re:wire vol.3 Sabaco 18.Oct.2006
atnr@re:wire Sabaco 10.Aug.2006
Laptop Battle Tokyo
atnr live at perspective vol.4
2008/02/22 – Perspective vol,5 – atnr
2008/10/19 – UBC ReleaseLive – atnr
2008/12/05 Denryoku Label Showcase vol.1
2010にApple Storeで開催された一ノ瀬響室でのライブセット
neraltとのセッション
2013年頃のライブ
2015年に開催していたDanryoku Labelのイベント3rdPlaceでのライブ
2016年にリリースしたDischarge Notificationのリリースパーティーの模様
2016にフィリピン・マニラで開催されたWSK2016の模様
今日は趣を変えて、なぜ曲を作り始めたかについて書こうと思います。
私は、幼稚園から小学校に上がるまでエレクトーンを、小学校に上がってから小学6年生の途中くらいまでピアノを習っていました。ありがちな話ですが、無理矢理行かされていたので、殆ど練習せず、全然上達しませんでした。習っていて得したことと言えば音楽のテストで楽譜が読めたりとか音感がちょっとついたとかとか、それくらいです。
中学校に上がってからコンピュータに興味を持つようになりました。
色々パソコン雑誌を買って読んでいたのですが、そのなかの一つにパソコンで曲を作ろう!という特集が組まれており、カシオペアの向谷さんと編集者がヤマハのDTMセットで曲を作っていくというようなものだったと思いますが、それを見て、機材さえあれば曲を作れるんだなー!と気づいたわけです。
中学2年生の時に祖母に買ってもらい、自分のパソコンを手に入れました。
ただ、パソコンだけあっても曲を作るには、どうしようもありません。曲を作るにはMidiというケーブルでパソコンとキーボードをつながなくてはいけないらしい。ということがわかったのですが、近所の家電屋に売っている安いキーボードだとMidi端子が付いてない・・・
ちょっとがんばって大きな家電屋に行ったらようやく、MIDI端子のついている楽器がおいてあるわけです。勿論シンセとかではなくて、ポータートーンと電子ピアノなんですが。お金もないですし、その上、機材の知識がないのでMIDI端子付のポータートーンを買いました。今ならもっと良い選択肢がたくさんありますよね。
しかも鳴らしていた音源はポータートーンのものではなく、パソコンのサウンドブラスター互換のサウンドカードで鳴るMIDI(だったと思います。)でした。普通のMIDIキーボードが今ほど普及していなかったのでしょうがないのですが・・・MIDIキーボードの普及以前にUSBすらそんなに機器が出ていませんでした。
今となっては考えられないショボさですが、何とか曲を作る環境を手に入れたわけです。
まぁ、機材を購入した後も、MIDI INとMIDI INをつないで「信号が送られていない!」と勘違いしたり・・・実際に打ち込みに至るまでが大変でした。誰も打ち込みをやってる人がいないので、常に自分との戦いでした・・・「ああーMIDI INとOUTつなぐのか!」というような感じです。
曲作りに関しても、特に理論を学ばず、下手くそな演奏を延々とレコーディングしていました。ベースラインが1音ということすら本屋で作曲の本を読むまで知りませんでした。そんな曲をカセットコンポで録音したりするのを繰り返していました。
何でパソコン雑誌をちょっと読んで、曲を作ってみようと思ったのかはよくわからないのですが、とにかく暇をもてあましていたからかもしれません。
あと、当時TKプロデュースの楽曲が流行っていて結構聴いていました。それらが打ち込みで作られたトラックだったので「楽器出来なくても大丈夫じゃん。」と軽い気持ちで始めたような気もします。
それからずっと曲作りを続けてきて、何となくわかったのは、とりあえず続けていれば多少なりとも上達するものなんだなぁ、ということです。そして極めるは難し。
先日のDenryoku Label ShowcaseでPost Technoって何なんですか?という質問を受けました。
確かに、「なんだこれ。」って感じですよね。
ポストテクノミュージックは演奏者と観客の関係性を問い直す
誰でもPCがあれば演奏者になりうる現代
誰もが観客であり、演奏者。
ダンスフロアの外に広がる可能性
クラブの外にもテクノミュージックは流れる
踊ってもいい 座ってもいい
どこでもいい 新しくていい
考えてもいい 楽にしていい
電力レーベルの公式サイトではこのように言っています。
先日話した中では、DJツールとしてのテクノから解放された楽曲の制作。や
場所、目的からの解放、既存のテクノの拡張を目指しているというような話をしました。
DJツールとしてのテクノから解放された楽曲の制作。
どうしても、テクノという音楽の特性上、DJがかけやすいもの、ツールとしての楽曲を作ってしまいがちになるのですが、それをやめよう。もしくは、ツール部分を残しつつも今までにない特殊性を打ち出そう・・・ということを考えています。
場所からの開放
クラブで踊るだけでなく、家やベッドルーム、レストラン、アートスペースで聴いても良いような楽曲を作ることを目指しています。
既存のテクノの拡張
今のところ、電力レーベルでは、ミニマル、四つ打ちベースの楽曲が多いのですが、それだけに限らず様々なテクノを作っていこうと考えています。どんなジャンルでもあると思いますが、techno,minimal,clickにも、ある程度のクリシェ(常套句)があると思います。それを真に受けるのではなくて、新たに作り出す、それを無視するなどの挑戦をしていこうと思っています。
曲だけなら素材集を使えば、誰でも作れる時代になってきています。そこであえて曲を作る理由、他との差異は何だろうかと考えると非常に難しいのですが、今までにない発見をする、実演という形でその発見を共有するというのが電力レーベルでできることではないかなと思いました。
でも、出音がつまらなければ本末転倒です。
上記のコンセプトをふまえつつ、聴いていただいてる方々の美的感覚に訴える作品を作ることが目標です。