バスボードにモジュールを接続する際に-12Vのピンを+12Vに接続してしまったらどうなったかを書き残しておきます。
ケースを買って一番最初に接続する際に間違えがちです。
ツメがはまるようなコネクタになっている場合は問題ないのですが、バスボードの場合-12Vなどと文字で書いてあるだけで自分でコネクタの方向をチェックする必要がある場合に事故が発生しやすいです。
焦げ臭いにおいがして、白煙が出ます。
ケースの電源をすぐ消して一つ一つ極性が逆になっていないかを確かめました。
こちらが実際に発煙して死んだモジュールです。
みなさんもぜひ注意して接続してくださいね。
以前の記事の続きです。Monomeのgridにはモデルによって、LEDの発光数が多くなるとノイズが乗る問題があります。それを解決するための工程を説明します。やり方はフォーラムに掲載されたものに基づいています。
Monomeのgridをモジュラーシンセサイザーのシステムに組み込んで使っているのですが、使用時にブーンというノイズが乗るのが気になりました。
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KORGのmonologueにはオシロスコープが付いています。このオシロスコープでmonologueで鳴らしている音の波形が確認できるのですが、monologueのAUDIO IN(オーディオ入力)に入力された音の波形も確認できます。
Roland TR-505をマスターにしてモジュラーシンセと同期する方法を紹介します。
ここではDoepferのA190-3を使用してシンクを試してみます。
TR-505にはモジュラーシンセと同期するためのインターフェースがMIDI以外ありません。
そのため、MIDIだけを使って同期する必要があります。
テンポシンクするモジュールをお使いの方はMIDIで接続するだけで同期ができるかもしれませんが、
私はDoeperのA190-3しか持っていないので、これを無理やり使います。
TR-505のtimbaleと言う音色があるのですが、個人的にこの音色をほぼ使わないので、シンク用のトラックとして使います。
TR-505側で全ての拍でtimbaleがなるようにパターンを組みます。そして、timbaleのボリュームを0にします。
こうすることで、TR-505を再生している間は全ての拍でMidiノートが出力されることになります。
A190-3とTR-505をMIDIケーブルで接続すると全ての拍でGATEが出力されるようになります。
このゲート信号を使ってシンクすれば良いのです。
私はTiptopのTriggerRiotに入力して同期してみました。
また、TriggerRiotのClick OutからMonômeのMeadowphsicsやWhitewhaleも同期しています。
モジュラーシンセサイザーにおけるMultiple(マルチプル)は通常、1つの信号入力を複数のアウトプットに分岐させるために使用されます。
代表的なMultipleとしてはDoepferのA-180シリーズなどがあります。
また、MultiplesやMultという名称で呼ばれることもあります。
下図のように1つの信号を3つに分けるユニットが2つついていたり、1つの信号を7つに分けたりなど、分岐数はMultipleによって異なります。
電源を使用しないタイプのマルチプルをパッシブマルチプル、電源を使用して信号の減衰を防ぐタイプをバッファードマルチプルと呼ぶこともあります。大抵の安価なマルチプルはパッシブタイプです。
実は、Multipleは信号を分岐するだけでなく、MultipleのアウトプットへCVやVCOの信号を入力して、インプットから信号を出力すると簡易的なミキサーとして使用することもできます。
以下に接続例を示します。
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KORG MS-20でExternal Inputを利用したフィードバックを得る方法を説明します。 フィードバックで音色を強力に歪ませることができます。
ボリューム調整がマスターボリュームに依存します。
個人的には方法2の方が音作りしやすいので、好きです。
LOW CUT FREQとHIGH CUT FREQのノブで歪ませる帯域を調整可能です。
ぜひお試し下さい。
電圧を計測できるテスターは持っていても、その先端(テスターリード・テストリード)をそのままモジュラーシンセサイザーのアウトプットにつなげるのはなかなか難しいです。
というわけで、かんたんにテスターでモジュラーシンセのアウトプットの電圧を測るためのアダプターをつくってみました。
Qu-Bit ElectronixのNebulaeのUSBメモリ内のオーディオファイルの読み込み順の設定方法をメモしておきます。
下のキャプチャ画像は、Nebulaeに標準で付いてくるUSBメモリの中に入っているデフォルトサンプルのファイル名一覧です。
ご覧の通り、ファイル名の冒頭にA_ B_ C_…というふうにアルファベットが付いています。
このアルファベット順にロードされます。
サンプルファイル名は内容がわかるように普通につけて、後から読み込ませたい順に冒頭のアルファベットつけると便利です。
サンプルはサンプリングレート44.1 kHzで1ファイルあたり9.5分の長さのものまで読み込めます。
Nabulaeには起動中にEditとRecallボタンを同時押しすることで、One Shot Modeに切り替える機能があります。
One Shot Modeはトリガーすると特定のサンプルを再生するモードで、ドラムモジュールのような使い方ができます。
8つまでサンプルを同時に読み込むことができるのですが、この時もファイル冒頭のアルファベット順でサンプルが読み込まれます。
マニュアルに1〜8番目のサンプルをトリガーするGATE Inputの位置が書いてあります。
One Shot Modeでボタンやノブがどの機能にアサインされているかなどの、詳しい情報は購入時についてくるQuick Guideには書いてありません。
Qu-Bit ElectronixのNebulae製品ページよりダウンロードして確認してください。
今回は、モジュラーシンセの音に、Rhodesなどのエレピにかかっているようなトレモロのエフェクトをかけたいと思います。
トレモロを実現するには、低い周波数を出力できるLFO(Low Frequency Oscillator)というオシレーターが必要です。
下図はよくあるLFOのモジュールを図にしたものです。
周波数を設定するノブ、波形を選択するノブ、信号を出力するアウトプットが基本です。
モジュールによっては、周波数や波形をCV信号でコントロールできたり、波形の選択ノブの代わりに波形ごとにアウトプットがあったりする場合もあります。
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