2.Hallucination
3.Snowflake
4.Scattering
非常にバラエティーに富んだEP。
昨年のアルバムEscapistに比べるとハードさやアゲアゲ感はなりを潜め、
変化のあるリズムと印象的なパッドやサンプルが全面に出ています。
いつものことながら、Reasonでうまいこと作るなぁと思います。
Reasonユーザーは、なんでこんな音がReasonから出るんだろうと思うかもしれません。
Denryoku Labelの作品群は機材やソフトと出音のギャップが目立つのでそれも楽しんでもらえるかと思います。普段、Nyolfenはいろんな曲のスペクトルをみて、どの周波数が出ているかなどをチェックしているそうです。そのような分析を踏まえ作られた音色は緻密です。そして、それらの音が適切な場所に配置されている印象があります。
感覚的に音を置いてつくられた曲と違い、Nyolfenは自然に聞こえる楽曲の中に理論的なフレームワークを定義していることがあります。それを探すのも面白いかもしれません。
テクノの中に新たな発見を提供するレーベルの楽曲にふさわしい出来になっていると思います。