Ableton LiveのOperatorでミニマルテクノのキック音を作る方法


最新版のキックの作り方はAbleton LiveのOperatorでキックを作る方法 【2018年版】をご覧ください。

ableton liveのoperatorでミニマルテクノとかで使われそうな、キックの音を作る方法です。思いつきでミニマルテクノとか書きましたが、別にミニマルだけで使えるってわけではないです。バージョンが違っても、基本的にやることは同じだと思います。

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operatorをセットすると最初はこんな感じです。オシレータaだけが有効になっていて音色はサイン波です。

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ループで使うノートは適当に4つうちにしておきましょう。operatorのオシレータの”Fix”をオンにすると音階が無くなるので特にノートナンバーを気にする必要は無いと思います。とりあえず鳴らすとこんな感じです。

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これをキックの音に変えていきます。

オシレータ aの設定

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とりあえず、オシレータaです。音の形、エンベロープは最初大きくてそのあとボリュームが下がるようになっていれば基本的にOKです。今回の例ではベロシティーの値を100%にしているので、ベロシティーとオシレータの音量が比例します。

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とりあえず、キックの基本音ができました。ただ、まだ低音がなっているだけでモヤモヤしています。

これはこれで使える曲もあると思いますが。

オシレータ bの設定

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次に、オシレータbですが、こいつの担当はキックにおけるアタック音(パコ!って音)です。音色をサインからスクウェアに変えてやるのがコツです。スクウェアに変えるとパコパコ

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タッタッタッタッ・・・という感じで、音の立ち上がりがハッキリ聞こえてきたと思います。あとは、各オシレータの周波数を上げ下げしたり、ボリュームレベルを調整して、好きな音に変えていけばOKです。

このようなシンプルな設定でキックを作ることができます。

ちょっと伸びるキックにする

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オシレータaのattackの値を少しのばして(219ms→427ms)から、ループに使ってるMidiノートの長さも変えてやるとちょっと変化のあるリズムになります。

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ドードッドードッ・・・という感じになります。

 

次は4つ全部のオシレータを使ってキック作ってみましょうかね・・・

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