私はライブをするときMIDIコンにDoefperのDrehbankを使用しています。
ツマミがたくさんついていて、操作しやすいのが特徴です。ただ、最近のMIDIコンと違って、USB給電ではなく、常にコンセントを一つ占有するのがちょっと面倒でした。
MIDIコンがバスパワーになればライブ機材が全部バスパワーになるので、電源回りをコンパクトにできます。また、いざというときにPCのバッテリーさえあれば何とかなります。
今使っている、オーディオインターフェースはFirewireなのでUSBは常に空いています。
その空いたUSBから給電すればいいじゃん。とある日思い立ったのですが、USBはDC 5V 500mAなのでそのまま使うことはできません。
Drehbankは音楽機材にありがちな9Vになっているので、USBの5Vでは力不足です。
あーあ、と思ってしばらくあきらめていたんですが、昨日ネットで何気なく見つけたのがこれ。
5V→9V変換USBアダプタ。
USBの5Vを9Vに変換する装置です。もともとUSBから携帯を急速充電するために作られたようです。
PCのUSBポートに挿すと壊れていなければ、緑色のLEDが光ります。左側にUSBメスがあって、9V(300mA)を出力しています。
Drehbank本体には9V 250mAと書いてあるのですが、Drehbank付属のアダプタは9V 1.3Aと書いてあるので、まぁ、変換器が出す9V 300mA程度なら大丈夫だろうということで試してみることにしました。(ちなみに私は電気工学の知識がほとんどありません。)
改造は自己責任で行ってください!
USB→電源プラグ(2.1mmφ)って何?って感じなんですが、これは自作します。片側がUSB、片側が電源プラグになっていればOK。データは送らないので送電だけできれば問題ありません。USBケーブルを買ってきて片側のコネクタを電源プラグに交換します。
通常のUSBケーブルの場合、4本のケーブルのうち赤と黒の信号線がそれぞれ+5VとGND
まれに異なるものもあるようなので注意してください!
私は、2.5インチハードディスクの外付けケースなどについている、電源が足りない場合はUSBをもう一つ使って給電するためのケーブルを使いました。片方がUSBになっていて片方がハードディスクケースに電源を送るプラグになっているものです。
流用したケーブルは最初こんな感じでした。(写っていませんがもう片方はUSBになっています。)
このままのプラグだとDrehbankに繋げないので、はさみやカッターで切り落とします。
手を切らないように注意してください。
中に2本線が入っていると思うので、それをDrehbankに接続できるプラグ(2.1mmφ)に交換します。
秋葉原のパーツ屋で50円とかです。今回は、リンク先にあるD2VA-2PGDという番号がついてるプラグを使いました。
内側が+です。
できあがったケーブルがこちら。
片方がUSB、片方が2.1mmの電源プラグになっています。
MIDIケーブルと、電源ケーブルを接続します。
変換器に接続すると、9V動作が始まりLEDが赤くなります。
無事にDrehbankが起動しました。
このあと、liveでマッピングなども問題なくできたので無事完成です!
試してないのでわかりませんが9Vなので、BOSSのコンパクトエフェクターなんかも動かせるかもしれません。
勿論、保証外の改造・使用法になると思うので自己責任でお願いします。
LANMU USB 5V-9V/5V-12V DC電源供給ケーブル 電源ケーブルUSB→DC(外径5.5mm内径2.1mm)電源供給ケーブル 長さ1m (5V To DC 9V)という完成品になっているものもアマゾンに売っていました。
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